みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

マニュアル男VSテキトー女

父ちゃんの力看護研修開始である。

夫はこちらに帰宅前に海外に1週間滞在していたので、疲労はあったのだろうが、
初日から私が作った「力のおせわノート」を見ながら、なかなか熱心な気概を見せていた。

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夫、もともとマニュアル男である。
男性=マニュアル好き、と私は印象を持っているのだが、
これって一般的な傾向なのだろうか?
不慣れなこともあるのだろうが、
とにかく、おせわノート首っぴきの初日二日目。
作った甲斐があった、ともいえるのだが、
テキトー女の私としては、
とにかくページをめくりながらのいろいろは、
なんだかなあというところ。

三日目は通園だったので、夫、初めて参加した。今までの行事もことごとく参加できなかったので、
とうとう、である。

今日はそれを見越したかのように盛りだくさんメニュー。
前日から超寒気団がやってきてぐんと寒くなったので登園できるか心配したが、
元気に朝早く起きてくれた。
しかし、すぐに寝てしまいそのまま熟睡モード。
いつもは起こしてうんちやしっこをさせて出発する。そうしないと、ほとんどの場合車でしてしまい、
大洪水となるので勘弁してほしい状態になるので、
今日もどうにか、させようと、ほとんど覚醒していない状態でもおまるに座らせたりしてねばったが、
やはり出ず、そのまま行くことになった。
車内でも熟睡だ。

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到着してやっと目が覚めたが、
なんだか顔が白い。
寒いからかなとも思ったが、
よく考えると、
出がけにおまるに無理やり座らせたのが、
よくなかったのかもしれない。(反省)
しばらくすると、だんだん戻ってきた。

久しぶりにクラスに男性(=夫)がいるため、最初は妙な面持ちのお友達のみんなだったが、
それも少しずつ慣れて、力もご機嫌になり、最初のメニュー、久しぶりの聴覚検査にGO!

夫は聴覚検査に立ち会うこと自体が初めてなので、それもよかったことだった。
遮音室に入り、オージオメータで音を左右から出し、反応を先生とともに観察する。
力はかなりハイテンションで逆に反応がチェックしにくい状態だったので、
夫に力が見えない後ろに行ってもらい、それで少し落ち着いた。
記録は前回と変わらずだったが、「(音が出るのを)待ちの姿勢」が見られて成長を感じた。

保育室に戻ると、すぐに身体測定。なんと、9キロ突破していた!!!

おおおー。これだけでも感動してしまった。頑張ったねえ頑張ったねえ。えらいねえ。

それから親子分離時間になったが、夫は保育士の先生たちとともに部屋に残り、
布ぶらんこをした。力はものすごく笑って喜んでいたらしく、夫も大変喜んでいた。

遊んだあとはすぐに食事。今日は注入も夫に任せて、私は所用で出かけた。
何年かぶりに繁華街を歩いた(というか、時間がないので大いに走った。)

午後はリハビリである。今日はないだろうと高をくくっていたらしい力は、
最初こそ父ちゃんにいいとこみせようと張り切っていたが、すぐに泣きモードが入り、
号泣していた。久々にこの顔見たな。

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無事に終わり、帰宅。今日は行きも帰りも療育時間も、大人二人だったので、
かなりかなり、いろんなことが、らくらくに済んだ。
それでも、私も夫も結構なぐったりだったので、
夫は帰宅後、昼寝してしまった。盛りだくさんメニューをこなした力も、
夕方から夜まですっかり眠ってしまった。

明日は定期受診の日。さらに寒いらしい。ひええええ。

(1番目の写真以外はすべて夫撮影)