みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

一足先にハピハピバースデイ3歳!

「3歳」は、育児時期の最も大きな転換期だと、思う。
一般的な保育園でも、4月時点での0~2歳は「未満児」、3歳以上を「以上児」、とわけているが、
全くそれは理にかなっている、と実感する。

うちのおねえたちも、3歳のお誕生日を過ぎると、ぱたっと病院に連れて行くことがなくなった。
会話もある程度大人レベルに対応するようになる。集団何たるかを把握してくる、
絵本読み聞かせも格段に理解力が深まる、などなど。

とうとう、力、この3歳を無事に迎えることができた。(正確にはあと数時間)
生まれてから何度も生命の危機に心配したが、
何とか生き、緩やかなれど、右肩上がりに成長できているのも、
協力してくれたり、見守ってくれている皆さんのおかげだと思う。本当に感謝、感謝です。

3歳になったら座れるかな?などと、期待大のおねえ達だったが、
力の3歳は今から1年もあるよ、というと、納得顔。
きみらもお座りもたっちも、あんまり早い方じゃなかったからね。あせらずぼちぼちですがな。


さて、3連休中に力のお誕生会をやることになった。
おねえたち、連休の暇な時間は、子ども部屋にこもって延々と何かヒミツをやっていたので、
ちらっとのぞくと、力の誕生会準備中。じゃ、今日やろっか?と最終日に開催予定にした。

イメージ 4誕生日ポスターはおねえが切り絵で作成してくれた。

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今回は、久々にケーキは外注。チョコ味がいい!というので、
生チョコケーキを注文して、夕方おねえたちに取りに行ってもらった。
夕食後、スタート。式次第はこんな感じ。

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力は、座ったら、
おねえたちからごてごて飾り立てられた。
ちょっとうれしそう。
「3才だぞう!」という胸の名札には笑わされた。
ブレスレットにはメッセージも書いてあったが、
激しく動かす腕にははめることができず、
代わりに足につけたが、すぐに破ってしまった。


イメージ 3
おねえたちがそれぞれお手紙を読んで、その後ケーキ。
暗くして歌歌って蝋燭を消して、
力にはちょこっとなめさせたが意外にいやな顔せず。

力は終始ご機嫌で、誕生イベント終了。素敵な3歳が過ごせますように!!!


ちなみに、今回のケーキは最小径12cmの生チョコケーキだったが、
ケーキ大好き女の上のおねえでさえ、1/3の分け前に「もーうケーキ要らん~。」と、へとへとだった。
やっぱ今度は手作りにしよ、と、おねえたち、2人で申し合わせていたのであった。
確かに手製ケーキは不格好ではあるが、直径18cmでも三人でペロリだ。
店のケーキは、たくさんは食べられん。最初の3口位だもんね。
(でも、このケーキはリーズナブルでおいしくておすすめ!注文後小径をわざわざ作ってくれた。)


いやしかし、女兄弟、というのは、ラブリーなもんだ。
お誕生日会ねえ、私が子どものころ、実家では(私+弟二人)一度もやったことないもの。
力、幸せもんやねえ。

姉R:「ねえねえ、おかーさん、ちーくんのプレゼントは何にしたと?」
ハハ:「え?あー。あーそうね、プレゼントねえ。
    そういえば、ちーくんにプレゼントしたことないなあ。
    いやいや、毎日プレゼントしよーようなもんやけん、いいじゃん?」
姉R:「ふーん、そんなもんかねー。あー。お世話とかー?そーねえ。それでいいんかね~。」