みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

アラサー<アラフォー?

来年度新卒の就活状況は、超売り手市場らしい。
バブル終焉後に就活した身としては、
この久々のバブル期以来の売り手状態、
良いのか悪いのかは別として、人気者でいいなあ、と、単純にうらやましい限りだ。

我らの時代の数年後、さらに厳しい氷河期状態の中で、
大学受験や就活をしてきた世代を「ロストジェネレーション」と呼ぶことがある。
ちょうど、私の一番下の弟がそれにあたる。年齢は20代後半から35歳前くらいまで。
確かに彼の人生の節目はかなり大変だった。いろんな場面で競争を強いられていた。


今日、久々に美容院に行って、美容師さんと話をしていた際、
でもアラサーは~、という言葉に反応した。

「え?アラサワ?」
「あー、アラサー、もしかして知らないんですか、まじでー?
知らない人ってだいたいアラサワ、って聞き間違うんですよね。いやあ、恥ずかしい~!」
とずけずけと。(彼とはもう10年来の付き合い)
「えー、教えてよー、何それ?」

聞いたところ、昨年秋くらいから、アパレル業界で言われだした造語の一つで、
around30-アラウンドサーティ-の略で、アラサー(下記参照)。

なるほど。知らないわけだ。
力が退院した昨年の秋から半年程度は、
私にとっては、外出もほとんどできず、
外部の情報を仕入れる暇なし、寝る暇なしの時期だった。
そのうちに、やや手垢がついてしまった言葉なんだろう。

冗談?とは言え、ちょい悔しい思いをしたので、帰宅して調べてみた。
最近では、ギャル卒のアラサーではなく、
バブル経験組アラフォー(下記参照)が商業ターゲットになりつつある、
との記事もちらほら読んだ。
確かにビジネス的には、アラフォーにヒットした方がより費用対効果が高そうだ。

どちらにせよ、25~45歳、
ぺいぺいではなく管理職未満程度の、いわゆるネオ中堅どころの世代にとって、
バブルが、いろんな意味で契機や境界になってるのは間違いない。

こんなことを調べているうちに、おもしろいなあ、と思ったこと。
アラサーもアラフォーも、女性のことを表す言葉。商業ターゲットとしてだ。
対して、ロストジェネレーションの場合、
就職できずに今に至る、とか、転職繰り返して安定しない、とか、
やや暗めのトーンのサンプルとして挙がってくるのが、たいてい男性だ。

アラサーとロストジェネレーション世代は、ほとんどかぶるはずなのに、
どうして、こんなにイメージ違うんだろう?

これが男と女の、社会での位置関係ということだろうか。


アラフォー、私も入るんだな、これが。



◎アラサー:
アラウンドサーティー(30歳前後)」の略。アパレル業界で使われていたことばだが、一般にも使われるようになりつつある。現在、28~32歳の女性たちは、1990年代半ばには高校生から大学生で、ルーズソックス、プリクラ、ポケベル・PHS、茶髪といった流行の洗礼を受け、次々に社会現象を巻き起こしてきた。一般に30歳前後は結婚や出産を迎える時期だが、自分たちは「まだ落ち着きたくない」「守りに入りたくない」「現役でいたい」という気持ちが強く、ファッションでも女性誌を参考にして比較的派手なものでも次々と購入するし、エステやヨガ、旅行、習い事と「自分磨き」にも熱心。アパレルメーカーもこの世代に対する新しいカジュアル感とセクシーさを加味した、従来にない「通勤着」ブランドを創出している。(by JapanKnowledge)

◎アラフォー:
アラウンドフォーティーの略語。35歳から45歳までの女性層を指す。
アクティブで経済的な余裕はあるものの、情報をたくみに使いこなし自己の価値観に忠実な、いわゆるインターネット世代ではなく、マス・マーケティングが有効に機能すると考えられている。この層を狙った女性雑誌が多数創刊されている。(by はてなダイアリー)