みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

8/12 母、しゃばの空気に触れる

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8/12(土)

今日は、夫は仕事、お姉ちゃん達の昼の居場所がないので、
その間、力は病院にお願いして不在にした。
午前中に少しだけ顔見に行くと、
これでもかというほどご機嫌で、なにがそんなにおかしいの、というほど大笑いしていた。

昼は、毎年恒例の大学同期の夏の集まりに少しだけ顔を出した。
同期のみんなとは、卒業してかれこれ15年、
欠かさずに盆に集まっている。
今はそれぞれの子ども達の方が人数は多い、ちびっ子ルーム状態だった。
子ども30人ほどは来てたのではないだろうか。収拾つかずだ。
独身の頃と比べると、集まりの雰囲気は全く違ってしまったが、
毎年必ず集まって、
それぞれいろんなところで活躍しているみんなの話を聞くのは楽しいし励みになる。
でも、今回事情が事情なので、30分くらいの滞在でお暇した。ちょっと寂しく思いながら。

それから、お姉ちゃん達を連れて、おばあちゃんちに行った。
ここでも、今日は盆の集まり。弟達が来ることになっていた。
下のお姉ちゃんが、一緒にお昼寝するー、と言うので、
少しだけ添い寝した後、
お姉ちゃん達をばあさん達にお願いして、ここもすぐにお暇した。
またまた何か寂しい気がした。
映画「ビルマの竪琴」の水島上等兵(役:中井貴一)になった気分。
ちょっと次元は違うし、
「みずしまー一緒に日本へ帰ろう!」と言われたわけではないが。
なんでかそんなイメージが思い浮かんでしまっていた。
(すいません、わけわからんです。)

病院に向かう途中、
ドラッグストアで紙オムツを買い、
病院での食料にするカップめんやレンジ食品などを購入して車で向かっていると、
商業施設の渋滞にはまってしまった。
なによ、みんな浮かれてんじゃないわよ!とつい毒づきながら、病室へ戻った。

力は今日、誰もいなかったからか、
泣いていたことが多かったそうだ。
私の顔を見ると、ちょっと安心した顔をした気がした。
ごめんね、一人にして。ごめん。
それから、ずっと安定。
やっぱり、以前とは全然違う。ちゃんと発達しているってこと。

戻ってきた病院は、
通路でリハビリをしている人、
食堂で子ども達とゲームしている家族、
忙しそうな看護師さん達、
いつもどおりの風景だった。

病院は、お盆も休みも何も関係なし。