みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

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昨日ずっと寝ていたので夜起きてただろうなあ、と行くと、
深夜は数時間ぐっすりだったらしい。
朝寝ていたが、すぐに目を覚まし、
それから処置や身体拭きの度に少しずつ起きていた。

昼、カニューレ固定紐を担当看護師さんにかえてもらった。
今日の担当さんと、もう一人来て、2人懸かりでやってもらった。

今朝、看護師長から、
「作ってきてもらっている固定紐はやっぱり緩むので、
これから、紐だけで結び、首にあたる部分はガーゼを当てる方法でいきましょう。
紐を買ってきてください。」
ということだったので、
昨日さらに二つ作った固定紐は、不要になってしまった。
力のリスク軽減になるのなら、別に構わないのだが、
なんかいろいろ変わるよなあ、と思っていた。

今日の看護師さんは、もしかして、あまりカニューレ交換等をやってないのでは?
という感じを受ける手際だったので、
気をつけて注視していた。
さあ、できた、とかなり時間かけて結んでもらったのを見ると、
かなり緩んでいる。
-これは緩いです。
と言って、結びなおしてもらった。
先日のハリーコールのことや、その後の意識共有はできているのだろうか?
心配になったので、看護師長を呼んで、話をした。

看護師長は、先日のアクシデントは、紐が緩んでいたのが原因だ、と認識していた。
私が作った固定紐が、融通が利かない形だったため緩んでしまった、
そこで、以前やっていた、紐だけで結び、ガーゼで保護、というやり方に戻そう、と、
今朝の朝礼で申し伝えし、私にも紐を買って来いと、言った、ということだった。

紐のことでは、人それぞれ、いろいろな見解があり、
これがいい、これは使いにくい、と方々で言われるので、
実はかなり迷ってしまっていた。
でも、メインの担当看護師が使いやすいのが一番だろうと思い、
彼女の指導で、まず、の固定紐を作った。
その二日目に事故が起こったのだ

事故の際、メイン担当看護師のいる前で、耳鼻科医師や主治医と相談して、
ガーゼ部分を短く、紐部分を長くして、調節できるようにしたほうがよい、
ということになったので、改善版を次の日作っていって、使ってもらった。
また何個か作ってね、と言われて、二つ作っていくと、
今日はもう要りません、と言われてしまった、という経緯。

看護師の手際の不安と、紐の経緯を私から話して、
看護師長も、指導徹底します、
ということで話は終わったが、かなり長い間話したなあ。

力は、カニューレ外れが即、命の危険に直結する。
たかが紐、たかが結び方ではない。

今日夕方、おじいちゃんが付き添ってくれている時にストーマ装具を交換したが、
とっても綺麗な状態だったそうだ。
手術傷も、みるみる回復しているし、
どうにか、容態は上向いている、と言っていいと思う。

それだけに、
気管切開部分のケアと、昨日修正した、点滴の異常がないように、
私達も、しっかり気をつけていかねば。