みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

徐脈傾向続く

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明日まで保育園がお休みなので、お姉ちゃん2人は、
おばあちゃんにバイト休んでもらって、預かってもらった。
お昼ばあさんちで一緒に食べて、
面会に行こうとしたら、真ん中のお姉ちゃんが大泣き。
振り切るように置いてきた。
大丈夫かなあ??

さて、今日も力はICU。夫は午後仕事抜け出せず、久々に一人で面会に行った。
今日こそは、とデジカメを持参した。
このところ、あまりにも他に考えることが多すぎて、
カメラを持っていくのを忘れていた。ICU内では携帯カメラは不可なので。

外科医が、「あれ、今日はお一人なんですか?」と。
きっと夫が毎回怖い顔で質問攻めにするので、ホッとしたか?

身体の炎症反応は昨日の1.9からさらに下がり1.3になった。
まだ手術傷に菌が存在するため、正常値までは下がらないが、
腹膜炎の恐れは、ほとんど考えられない、とのことだった。
血液検査結果をはじめ、血圧、脈拍、呼吸数は、昨日とほとんど変わらず、
安定状態が続いているようだ。

力はここ数日の中では珍しくぐっすり寝ていた。
朝は起きていたらしい。
モニタを見ると、やはり、かなり脈拍が低い。60台だ。
呼吸数も30をうろうろするような値で、
昨日よりも低いなあ、と思っていたら、
「眠っていると、こんな状況です。起きるとポンと上がります。」
とのこと。
浮腫対策で、身体に入れる水分をかなり絞った状態なので、
げっそりしてる。現に体重も昨日より100g以上減ったそうだ。
心臓のことを考えて、手術後は大体こんな管理をするらしい。

看護師さんは、徐脈傾向は、体力温存もあるのでは、と言っていた。
そういえば、最初の手術前、延々と寝ていたの見て同じように思ったことがあったなあ。
生きるための潜在能力なのかも。わからんが。

そんなことを話していると、力、ふっと目を覚ました。
そして泣き出した。
おしっこが出たので起きたようだ。今日から導尿の管も抜け、おむつに直接している。
起きたのが悔しかったのか、ちょっと機嫌悪い感じだったが、
げっそりしている割には顔色も悪くないし、
手も足もしっかり動かしてた。
モニタ見ると、脈拍は90台に上がっていた。

頭の汗はまだあるようなので、
まだまだ気抜かずにいこう。

面会終わり、ばあさんちに電話すると、
真ん中のお姉ちゃんはお昼寝中。でもさっきまで大泣きしてたらしい。
力は今日も病棟へ上がることにはならなかったので、
上のお姉ちゃんと電話で話して、迎えに行くことにした。

昼から天気が良くなったので、お昼寝後、
ばあさんちの近くの公園で、本当に久々にお姉ちゃん達と遊んだ。
ブランコやジャングルジム、鉄棒に滑り台、広場でかけっこなど。
とても楽しかった。
なんてことないこんな時間、なかなか取れんね。ごめん。