みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

自分の世界を

登校2週目、といっても3日目だが、

1日目より2日目、

2日目より、

週明けの3日目の登校時は、

格段に、「いつも通り」度が上がっていた。

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元気そうなので、

午前登校して給食時まで私は離れて、

給食後、午後も一旦離れた。

 

久しぶりに数日教室に付き添いしてみて、

クラスの雰囲気に、

しみじみ心動かされている。

 

クラスメイトの生徒たち、

障害の度合いも大きく異なるので、

勉強している子もいれば、

力のように、医療的ケアも、

横になっている時間も多い生徒たちの混成。

それぞれマイペース。

でも、それぞれ気にかけている雰囲気。

 

生徒会長している生徒、

「あ、そうだ、力くんにも頼むことがあった」

と近づいてきて、依頼ごと。

 

来月の校内デイキャンプのスローガンを、

考えてほしいとのこと。

 

「よかったら、

書いて提出よろしくお願いします」

と力に話しかけていた。

 

そばに私もいたのだが、

「力に」

声かけている様みて、

改めて、大人が先に先に代わりをして、

返事したり対応したりしてるのだなと。

 

そんなことばかりだと、

自分で考えなくなる。

障害があってもなくてもそれは同じ。

 

これからどんどん自分の世界が増えていくであろう、

成人した力さん。

周りの人たちに助けてもらうことは、

これからもとても多いだろうが、

関わり方を、私たちもしっかり考えねば、

と思わされた数日。有意義だった。

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親の役割は続くだろうが、

力の自分の世界を、

どんどんつくっていってもらえれば、

この上ないことだと思う。