みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

合わせるのが上手な人たち

力の座位保持装置について、

新規の業者さんの椅子を試すことになった。


お世話になっている何人かの方々からも勧められ、

何より夫が入れ込んでいた、

身体に沿ったしっかりホールドタイプの椅子。

今までのとは、コンセプトから異なる。


力はいわゆる暑がり、というか、

背中など何かと接する部分に一気に熱がこもりがちで、

椅子や睡眠時の工夫のメインが熱逃しだ。

(力が小さい頃から床でごろごろ背這い風に動くのは、

移動目的もあるが、

こもり熱対策ではないかと見ている。)


そんな人にしっかりホールド椅子はどうなんだろう?


椅子自体とても良さそうで魅力的。

が、、

私の気持ちの3割(いや4割かな)くらい懐疑的で、

踏ん切りつかなかった。

その旨訓練の先生方と相談して、

まずは使ってみようと、前に進んだ。


採型日。

本人のリラックス状態を待っていただき、

何度か座り直しながら細かく調整していく。

確定まで2時間。贅沢な採型。


力は最初緊張気味だったが、

ぼちぼちゆったりしてきて、

担当の方に、

委ねるのが本当に上手ですね、

と、何度も言っていただいた。

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その後、ちょっといろいろあり、

その、いろいろの状況はすぐ解消したのだが、

私はすっきり割り切れずにいる。

どうしたもんかと、

この記事投稿している。

その「いろいろ」がキモなのだが、、

書けない。

まあつまり、

そういうのがすっきりしないってことなのだな。


ただ改めて確認できたのは、

誰にとっても完璧なものは無いということ。

そして、

絶対、というのは、

他人に軽々に使ってはならない、ということ。


私も、

気をつけてはいるけれど、

もしかすると、

軽く使っているかもしれない。

改めてもっと意識して気をつけようと思う。

もし気持ちを害してしまっている人がいたら、

ごめんなさい。

 


力みたいな、

自分の意思表示が難しい人たちは、

家族でさえ汲み取れていないことが多々あるのだろう。

意志も意思もある彼ら。

一生懸命わかりたいと思っているが。。


意思疎通難しい人たちは、

周りの人たちの助けはやっぱり何かと必要なので、

きっと大幅にこちらに寄せて、

合わせてくれているのだと思っている。

周りが喜んでくれるように、

頑張っているのかもしれない。


それもその人たちの特性で特技でもあるので、

かわいそうとか、

大変だろうね、とか思うのも違うのだろう。


なので、

力みたいな人たちに、

絶対合うよ、絶対できるはず、とかを、

言いたくないし、

軽々に言って欲しくないな。


合わせるのが上手な人たちだから。