みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

高校生初日

入学式の翌日はすでに学校自体は通常時制だったし、

力も遅起きもせず元気だったが、

私の方が久々の頭痛不調で無理せず休。

翌日良いお天気にも押され初登校した。

 

高等部の先生方とはまだまともにお話しもしていないので、

力のふだんのちょっとしたケアやくせや好き嫌いなことなど、

ざっとでも申し送りできたらと、

付き添うことにした。付き添い久しぶり。

 

隣のクラスに別れたもう1人の医ケア必要なSくんが、

受診で休んでおり、

Sくん担当の先生も一緒にお話聞いてくださった。

ちょうどよかった。

 

力は思いのほか機嫌も良く体調も良さげ。

給食前にはざっとは伝え終わったし、

看護師さんも、いいよ〜と言ってくださったのにも甘えて、

所用済ませに一旦退出。

力は私の方も見もせず、しらっと。

高校男子、らしいじゃないかよ。

 

午後の授業時間帯に戻ってくると、

生徒たち、授業を受けていた。板書もぎっしり。

こんな風景、とても新鮮だった。

新クラスメイトの女子たちは活発で、

発言したり、考えたりと、楽しそう。

それを最後尾で、神妙に前を向いている力は、

とても大人びて見えて、

邪魔しちゃいかんなと、その場を離れた。

多分、力は私が来たのに気づいていたが。

 

帰りの会の時間に教室に戻り、

おう、授業楽しかった?

と尋ねると、力、ふーん知らんし、という顔をした。

 

でも下校の車では満足げで、帰宅後も楽しそう。

新しい一歩を良い感じで踏み出せたのではなかろうか。

成長を感じさせてくれた1日だった。

いろいろに感謝感謝。

 

高等部は最上階にあり、

我が家の愛車「かき坊」は、

教室のそばの階段の踊場から、ポツンと小さく見えた。

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来週から本格的に高校生活開始!

がんばります!