みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

節分に新境地を拓くか!?

当地、雪降らぬまま節分を迎えた。

力は天気次第で体調の波はあるも概ね安定続く。

こんな日々は2年以上ぶり。

そんな中、今日の外来訓練で、

新境地か!?というほどの動きを見せてくれた。

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新しい施設での訓練は初回から、

力にとってはちょっとハード寄りだけど、

バリエーションに富んだ取り組みにトライしてもらっている。

 

電動車椅子→スパイダー→サドル付き歩行器→スパイダー、

ときて先週、

スイッチ操作で動くサドル付き歩行器で移動してみた。

思っていた以上によくできていたので、

見ていても楽しかった。

 

そして今日も続けてスイッチ付き歩行器。

先生が再度ちゃちゃっと力仕様に仕組みを作ってくれて、

さあ2回目やろう、と。

乗せてもらった瞬間から力、もう姿勢が良い。やる気十分。

 

大型のスイッチを押すと前進する。

力は2回目で慣れた模様。カシャカシャ手で探りながら押してる。

押し続けると前進し続ける。加減しているようにも見えた。

 

先生はほとんど手を貸さず、車輪の方向の操作のみ。

力は自分なりに工夫しながらうまくスイッチ操作し続けて、

結局20分ほどかけて、

施設の2階と1階とをそれぞれぐるっと1周してしまった。

すごい!

 

訓練時はもっと短時間でへたれる力。

今日は特に、自分でやれてることを認識し、

楽しくてうれしかったのかもしれない。

最後までしゃんとしていた。帰宅時も満足げ。

大袈裟だが、感動的な1日だった。

 

力と過ごすのはいろいろ大変ではあるが、

ちょいちょいうれしいことも、おお、すごいやん!

も常にある。それに気づける、

とてもありがたい日々を過ごしていることを改めて実感した。

 

毎年恒例の節分の豆まきもやれた。

これからも新しいことに挑戦できますように!