みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

転院~出産5日目

最初の病院の退院手続きは夫が行った。
健康保険証と乳児医療証を速攻で手続きしたため、
NICUへのお支払いは救急車搬送料とあわせて約1万円だったが、
もし間にあってなかったら、とりあえず実費で58万円の請求だったそうだ。
わが国の今の医療制度に初めて感謝。

私は別足でバスで新しい病院へ。
元気とはいえ、下界でいきなりバス移動には結構疲れてしまった。
新しい病院で夫と落ち合い、NICUに向かった。

面談室で主治医二人と研修医の3人から入院計画説明を受けた。
午前中に救急車で搬送された力は、すぐに検査などされたようだ。
一般的な体重減少もあるのだろうが、
転院のストレスからか、体重が出生時2230gだったのが1996gに落ちてしまっているらしい。

心臓の穴はとても小さく自然とふさがりそう、とのことと、
奇形についてを話してもらった。
奇形の要因を探るための染色体検査の希望を聞かれたので、
お願いした。大まかな染色体異常はこの検査でわかるらしい。

現時点では、ミルクを飲み、大きくなることが目標。