みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

力誕生!

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待ちに待った三人目の子どもを授かった。
今まで二人無事に産んでいるが、二人を流産で亡くしているので、
今回の妊婦期間は何事においても慎重だった。
つわりや妊娠後期は少ししんどかったが大きな問題は無く迎えた臨月。
急に赤ちゃんの体重が増えなくなった。心拍数も平均より低め。
「心配ないと思いますよ。でも早めに産んであげた方がいいかもね。」と先生に言われ、
暇さえあれば汗だくで散歩していたらその甲斐あってか、予定日前に破水し入院。
陣痛がなかなかつかなかったので、点滴打って無事出産した。

2230gのとても小さな男の子。
一般的に平均50cmのへその緒が38cmと短く、
それなのに赤ちゃんのお腹を一巻きしていたらしい。
動くたびに締まってきつかっただろう。
産声もか細かったので、出産直後に将来への期待を込めて、
立会いした夫と名前を「力・ちから」に決めた。
力をつけて周りのみんなの力になれるような人になってくれれば。

力は低体重で保育器に直行したが、
その後少したって、「やや呼吸困難でミルクの飲みが弱いので病院に搬送します。」
念のため、とのことだったが、
元気に生まれてくるのが当たり前と思っていた私たちは、
生まれたての赤ちゃんがサイレンを鳴らす救急車で運ばれていったのをみてやっぱりショック。

ちなみに、出産後すぐから母の私は、
出産から4日目で早期退院、退院翌日にはバスに乗って病院に面会に行けるような、
今までで一番といっていいほどの回復力だった。意味不明。。。