みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

2019.4.26連休前の検査結果に感謝!

本日予定の検査実施。
正直なところ、あまり期待していなかった。
検査で大出血がおきませんようにと祈るばかりだった。
しかし!検査結果は吉報。検査目的達成!
なんてこったい!!!
昨夜はすとんと眠りぐっすり。
今朝5時に起きて排便。下血。再入眠。
6時に起きて排便。下血。再入眠。
9時に起きて排便、下血。再入眠。
それぞれ大量というほどもないがそこそこ。
しかも前日よりも赤みがある便だ。
輸血後だし、それなりに出るだろうと予想していたが、
あーー、とそれぞれため息をついていた。
今日朝一の採血結果を担当医が知らせてくれた。
昨日よりも数値は上がっているけどそれほどでもない、
今日の検査で体力を使ったり、万が一のことを考えて、
追加で輸血をしましょう、とのこと。
輸血で貧血が進みっぱなしになるのは避けられたが、
改善するまでには至っていないということ。
そりゃあれだけでたらそうだろう。
力は検査を把握しているようで、
体力蓄積のためか午前中は寝たり起きたり。
排便で目がさめるだけでずっと眠そう。
昼過ぎまで何度か下血があったので、
検査に支障がないくらいに少しでも止まれば良いが、
と願うくらいしかできず。
午後予定時間になり、さあ検査にいきましょう、
と看護師さんが呼び込みに。
検査前にオムツ替えようと外すと大量に排尿した。
相変わらず準備がよろしいこと。
力と看護師さんは検査室に入り、
大人は横の待合室で待機。
内視鏡専門医の姿が見えたので、会釈した。
しばらくして、外科担当医が小走りで入室した。
検査開始から1時間強。
外科担当医が出てきて、力の体に金属は入っていないか、
と尋ねられた。処置するために必要な情報だという。
カメラは大腸を超え小腸内に侵入でき、
ある程度まで進められたこと、
これより上からは出血していないことを確認して、
少し戻り、
出血部位と疑われていた、
小腸吻合部らしき範囲が潰瘍状になっており、
じわっと出血が見られたため、
おそらくこの部分が原因部位であろうと判断。
処置するために電気を使うので、
体に金属が入っていないか確認に来た、とのこと。
あっけなく検査の目的達成が告げられた。
ぽかんとするばかりだった。
それからしばらく時間が経ち、終了したとの報告。
処置用のカメラを入れ替えたため時間がかかった、
とのことだった。
力はぐっすり眠っており、落ち着いた様子。
病室に戻り、検査後約1時間で力はぼんやり目を開けた。
完全に覚醒した感はないまま、消灯、入眠した。
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担当医から詳しく話を伺うことになっていたが、
力の検査後すぐに違う緊急手術が入ってしまったそうで、
翌日以降に延期になった。そんな理由ならしょうがない。
検査後にさらっと話した内容では、
出血はもうすでに止まっているようだ、とのこと。
検査がうまくいって、止血できた、と聞いても、
自分で確認するまでは本当とは思えない。
でも、18時に戻ってきて目が覚めて22時前に眠るまで、
全く排便なし。本当に止まったのかもと信じつつある。
ただ、今回の処置は一時的なものともいえる。
今回クリアしても再発はあり得るのだそうだ。
数ヶ月後も下血がないことをもって、
今回のまずは、の成功が証明される。
回りくどく書いたが。。。
やはり、今日の検査結果はうれしい限りだった。
対処療法的に治ってはまた下血を繰り返し、
ズルズルと力の身体のベースが低下していくのを、
見るに忍びなかったこの一年余。
今日あっけなく処置できたように一見見えるが、
ここまでこぎつけたのは、
たくさんの人たちの手助けやアドバイス
意気ある行動の蓄積の上に成り立つもの。
それら全て、涙が出るほどのことだ。
まだ入院も続くし、今後どうなるかはわからないが、
まずは、
見守ってくださった皆様、本当にありがとうございます!