みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

スキルアップに協力する

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夜二度うんちと吸引で起きたが、すぐ寝て朝は朝らしく起きた。

今日は採血お休みで午前はゆっくり。
看護師さんが風呂に入れてやりたいねぇ、と医師に相談してくれ、一週間以上ぶりの風呂に入れてもらった。

この前の手術入院は二ヶ月にもなってしまい、風呂に入らずじまいで帰宅した日に自宅で入れた後の湯船といったら!力からこんなに垢が出るのか、というほどだったが、今回は退院前にキレイにしてもらえてよかった!力も満足そうだった。

午後から今月の定期受診時にオーダーされていた、胆石と停留精巣の確認エコー検査を前倒しで入れてもらった。
エコーは妊婦検診で身近になったが、力のは比較出来ないほど難度高い。いつもこの二部位を検索するのに約30分かかるので、吸引が多かったり体調が悪いと、付き添いしながら非常に神経使う。今日も本調子でないのでドキドキしながらだったが、長丁場を、ややぐずついていたくらいで、吸引要らずにうまくできた。

エコー診断の医師は老齢で、デビルアイ、なんて言われているらしい超プロフェッショナル。胆のうは内臓深いし、特に力の停留精巣は、片方の精巣が定位置から遠く離れた驚くべきところに収まっているため、小腸に埋もれる小さな対象を探す毎度困難な検査だ。

前回もそうだったが、今回も担当医師が検索した後に、スキルアップ中の医師がトライするので、さらに長時間になった。しかも二人。

そして前回もそうだったが、今回も二人とも、とうとう力の停留精巣を探し当てることができず終了。
担当医師の技術がどれだけのものか、改めてわかったが、こんな技術て、受け継いでいけるのだろうか、と、ちょっと心配もしてしまった。

スキルアップといえば、病棟の医師や看護師等も新年度からの新人さん達が、先輩達に付き添い、付き添われている。力は様々ケアがあり、入院しても夜中以外は大方私がケアをやってしまっているが、医療スタッフにとって力はいわば、いいサンプルだ。こんな機会に皆さんに覚えてもらえれば、後々、違う場面でもケア技を使えるかもしれない。新米さんの心もとない手際は、見ていてちょっと緊張もするが、少しでも役に立てば幸いなことだと思う。