みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

どうにか、したい!

本日通園。
保育メニューは、食事カード作り。
これから食事時に、いろんな先生方にかかわってもらえるよう、
注意点や、工夫、コツ、などを、誰にでも一目でわかるよう、カードにするため、
あらかじめ撮影してもらっていた食事時の様子を、
クラス皆で見ながら検証し、先生のアドバイスを受け、目標と共にまとめる、という作業。

子どもたちは保育士さんや看護師さんたちが保育室でみてくれている間、
大人は別室で、検討会。
こんな時間は、保育の中でも、また違った、とても貴重な時間である。

力は、撮影時、いい子ぶってか、よく口を動かし、飲みこみも何度かできた。
やる気の問題ではないのか?と、思っていた、その日だったが、
映像を見て、先生たちからは、
お口マッサージを顔面全体まで広げて、食べることが楽にできるように促してやっては、
ということを提案された。

顔や口のなかを触られるのはほとんど嫌がらない力。
目標というか、やることとしては結構楽な部類だが、継続は力なり、である。
初心忘れず、続けていかねば、と思った。

食事後少し眠ってしまったが、
お帰りのあいさつの時には起きて、御機嫌よし。
早朝から起きていたからか、帰宅後はかなりお疲れ気味だったが、
早めに風呂に入れてやると、やっぱりすぐに眠ってしまった。
最近は日が変わらぬうちに寝てくれるので、本当に助かる。
呼吸も安定、顔色も変わらず、けいれんもない。調子維持してくれている。


話戻るが、週末の話。
休日に久しぶりに歩行器に乗せると、少し前からは想像できないほどラクラク座っている。
イメージ 1


イメージ 2
また、右足底をつかずにいる。
靴をはかせておけばよかった。
座らせる際の改善点である。
イメージ 3
しばらくなら支えずとも座れるのだが、
だんだん左寄りに崩れていく。

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それにしても、余裕しゃくしゃくだ。笑顔が出るほど。
このごろは、下半身のみ全うつぶせ、上半身が半身状態になることが多く、
自分としても、どうにかしたい、と思っているふしがある力を見るにつけ、
こちらこそ、どうにかしてやらんと、と、思いつつ、どうすりゃいいのか、を、
思いめぐらすことが多くなってきた。

調子がいい今はチャンスなのだろうが、あせらず、ぼちぼち、やるしかないのだろう。

そうそう、
先日、じょくそうケアの為に、
形成外科の医師から考えてもらった、台所スポンジを成型して傷の上にのせて緩衝材にする案。

正直、最初、半信半疑だったのだが、スポンジ開始から約1週間。
なんと、みるみるうちに、回復しているではないか!!

餅は餅屋だ。さすがである。身近にあるものを工夫して使うことで、こんなに効力があるとは。

スポンジだけの効果ではないのかもしれないが、なにはともあれ、回復は本当にありがたいことである。