昼過ぎに夫が飛行機に乗ってやってきた。いつも通り二人でトンカツ弁当。なかなかうまかった。初めて味がした感じ。
その後じいさんが、神社にお参りしてお守り持参にて来た。
しばらくお愛想ふりまき元気に騒いでいたが、静かに眠ってしまった。夫やじいさんが来るのわかってたみたいだ。不思議。
その後はずっと寝ていた。今日はラスト五例目なので、それからの待ちがやや長かった。相変わらず私たちは逃避に走り、下らんことを話したり、借りた漫画(のだめ）にハマッたり寝たりとダラダラ過ごしていたが、とうとう16時に入っていった。手術室前で行ってらっしゃいを言うときは、本当になんともセツナイ気持ちになるのは、手術の大小に全く関係ない。
二時間位、と言われていたので、17時過ぎまではだらっと待っていたが、18時過ぎると、院内をうろうろして時間潰していたじいさんもさすがに心配顔で、おい、大丈夫やろな、とかいい出す。私たちも妙にソワソワしてくる。いや、何かあれば中間報告あるはず、もしかして最悪手が離せんとか？と悪い方に考えが向かっていく。いつもと同じく。
しかし、そうこうしてるうちに、看護師さんによばれた。お迎えに行くと、戻ってきた！顔色よし！
すぐ術後説明。事前に切除したもの見せられたらお持ちします、との約束を守ってくれ、耳鼻科医はちゃんと肉芽(にくげ）を持ってきてくれ見せてくれた。驚いた！最大で1cm以上あるエイリアンくんたち。これでも全部ではないという。うぎゃ～。
切除して孔を造り直したとの説明をしてくれ、手術自体は予定通りだったが術後経過を慎重に観察したため、遅くなってしまったとのこと。でも手術やってよかった。こんなエイリアン飼ってていいことあろうはずない。原因は肉芽できやすいところに何らかの感染が加わり、とのこと。感染防ぐ方法は、なかっただろうとのこと。毎日の生活ではいくら注意してても限界があるということだ。
説明後部屋に戻ると力は麻酔覚め大泣きしていた。気管触ってるので、泣きはストレスとなる。眠り薬使い眠ってくれた。今もぐっすりだ。ひとまず安心。
予定通り最終の飛行機にて戻った夫、空港からのメールにはこう記。「よかった。術後説明で泣きそうやった。」
相変わらず泣き虫野郎だ。そんなことじゃ力のチチはつとまらんバイ。
今日から以前お世話になった病棟師長さんの配慮で個室にて管理中。すでに多くのスタッフさんにお世話になっている力、会う人会う人、心配してくれたり応援してくれたり。皆さんのお陰だとしみじみ思う。今日明日の経過は要観察だが、とりあえずは無事終了しました。
皆さん、ありがとう！
