みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

2007年の漢字は「拾」

2007年の世相を表す言葉「偽」が先だって発表され、
いやーな気持ちになった人が多かったと思う。

振り返って、自分のこの一年はどうだ?と考えていたが、
先日ふと、

「拾」

だな、と思った。

2007年の幕開けからすぐに、
自分の体調は悪くなるは、
夫の異動話が持ち上がるは、
親類間のごちゃごちゃはあるはで、
波乱な感じであった。

でも、夫が単身赴任して、夏過ぎからは凪。
心配した夫なしの4人の生活も、
小さな波はあっても、何とか落ち着いて過ごせた。

ありがたいことに、
力は夏以降、入院することなくここまできて、
看護師さんやヘルパーさんの協力体制が固定化してきたこともあって、
私も少しは自分や周りを省みることができるようになってきた。

一年前と比べると、何てすごい進歩!


外に自由に出られない代わりに、
人に訪問しもらうことが多くなった。
今までの超高速スピードをダウンしなければならなくなった代わりに、
思考する時間や子どもたちと過ごす時間が増えた。

今まで却下してきたものや、
落として気づかずにいたものなどを、
戻って地道に拾い集めてきた感じのこの一年。

ゆっくりなので、選別も容易。
捨てるものは捨て、要るものを拾う。
ぼちぼちやっていたが、
一年間で、結構いいものが、たくさん貯まった。
多分、また新しい、いい引出が増えたのだと思う。


ご協力や応援してくださった皆さん、
一年間ありがとうございました。
来るねずみ年も、どうぞよろしくお願いいたします!