2007年の世相を表す言葉「偽」が先だって発表され、
いやーな気持ちになった人が多かったと思う。
振り返って、自分のこの一年はどうだ?と考えていたが、
先日ふと、
「拾」
だな、と思った。
2007年の幕開けからすぐに、
自分の体調は悪くなるは、
夫の異動話が持ち上がるは、
親類間のごちゃごちゃはあるはで、
波乱な感じであった。
でも、夫が単身赴任して、夏過ぎからは凪。
心配した夫なしの4人の生活も、
小さな波はあっても、何とか落ち着いて過ごせた。
ありがたいことに、
力は夏以降、入院することなくここまできて、
看護師さんやヘルパーさんの協力体制が固定化してきたこともあって、
私も少しは自分や周りを省みることができるようになってきた。
一年前と比べると、何てすごい進歩!
外に自由に出られない代わりに、
人に訪問しもらうことが多くなった。
今までの超高速スピードをダウンしなければならなくなった代わりに、
思考する時間や子どもたちと過ごす時間が増えた。
今まで却下してきたものや、
落として気づかずにいたものなどを、
戻って地道に拾い集めてきた感じのこの一年。
ゆっくりなので、選別も容易。
捨てるものは捨て、要るものを拾う。
ぼちぼちやっていたが、
一年間で、結構いいものが、たくさん貯まった。
多分、また新しい、いい引出が増えたのだと思う。
ご協力や応援してくださった皆さん、
一年間ありがとうございました。
来るねずみ年も、どうぞよろしくお願いいたします!