みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

パターン2でいきましょう

イメージ 1

一旦私だけ帰宅した。
夫が今日は泊まり。寒いこともあり、ぶうぶう言っていた。
あーもうむかつく。

今回の入院は、
夫がどうしても無理な場合を除き、
パターン2、
すなわち、
日中は私がつき、夕方はじいさんばあさんに頼み、
夜の宿泊は夫、という、
3交代制でやる予定にした。

お姉ちゃんたちは二泊をばあさんちで元気に過ごしたらしい。
下のお姉ちゃんは、
今回はほとんど泣かなかった、と、
じいさんばあさんは感心していた。

おまじないのために、
私の小汚い赤いフリースの上着を持っていったお姉ちゃん。
どうもそれも効いたらしい。
不安になると、それを持ってうろうろしていたそうだ。
身代わりフリースさん、ご苦労さん~。

力は、今日は随分良かったが、
やはり朝方の咳はひどかった。

主治医が出張から戻ってきて、今日は回診で来てくれた。
様子を勘案して、
「まあ、これでは退院できんよねえ。」
といわれた。
「クリスマスには間に合いますかね?」
と私。力の体調が一番なんだが、いろいろ考えると、
退院スケジュールも気になる。
「今週で、持ち上げてあげるように、がんばりましょう。」
そういってくれた。

主治医は、
うちの家庭の事情も頭において、いろいろ融通利かせてくれるのだが、
医師として、
力のことをいつも一番に考えてくれていることがよくわかる。
長期入院から退院して初めての冬、
1歳越えて、免疫も切れているこの時期だ。
どうしてもリスクが高い。
できるだけ無理させたくない、と言ってくれている。
ありがたいことだ。

喘息かどうかは不明だが、
お姉ちゃんたち二人とも、喘息気味な乳幼児期を過ごした。
兄弟である力だって、可能性は高い。

おとなでも、風邪が治っても咳はなかなか切れないことが多い。
すっかり咳がなくなるのは、ずいぶんかかるかもしれない。

願わくは、
クリスマス、お正月を、
みんな揃って、自宅で迎えたいものだ。

力くーん、よろしくうう。