みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

赤ちゃんの目

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以前は色彩のコンサルなんぞをやっていた。
といっても、ファッションやメイクでなく、建物や環境の色。
現在の大学院の研究主題も、環境色彩だ。

いろんな理由で、今は休業中だが、
やっぱり色に関するネタは気になる。

このごろ目に付いたり、気がついたりしたことが結構あったので、雑記程度に。

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育児には絵本は必需。
絵本でなくても、
デジタルではないアナログな色を見せることは大事だ。

今までのいろんな研究では、
乳児時期は、赤やオレンジなどの暖色系に最初に反応し、
徐々に緑や青などの寒色系に反応してくる、
また、彩度が高く、清色(=クリアな色。反対語は濁色)に反応する、
ということで、
それを踏まえて、
できるだけ月齢にあった色彩が使ってある絵本を選びがちだった。
お姉ちゃん達も、その法則に近い反応があったと思う。

でも、力については、いろんな症状があり、怒涛の展開ありで、
なかなか絵本を読んであげる機会もなく、気力もなく、
最近まできたのだが、
ある日、ふと、病院にあった絵本を読んであげようという気になり、
読んであげた。

力、読んであげても、聞こえているかは不明だし、
目も、どこ見ているか、曖昧。
でも、絵本自体には興味を持ったようだったので、
これは、と思い、いろいろ自宅から持ってきた。

明るく、鮮やかな暖色系かなー、
と、そんな色のページを見せるが、あまり反応なし。
んーそっかー、反応はいろいろやもんなあ、
と思いながら、
いろんな本を読んでいるうちに、気がついた。

アクセント色に反応している!

例えば、白地に赤い点がある絵や、
青っぽい夜の空の中の黄色い星などに。

専門用語では、「誘目性」が高い、というが、
目を引く色の組み合わせに、力はちゃーんと反応しているのだ。
暖色、とか鮮やかさ、ではない。

そういえば、おばあちゃんが持ってきてくれた、おもちゃのこいのぼり、
お気に入りだったと言ってた。
青字に赤い目のものに釘付けだったらしい。
赤い目に反応していたんだ。