先日、ある新聞の記事を読んで驚いた。
体育の家庭教師ビジネスが、昨今かなり盛んらしい。
9歳児の男の子の体力測定のデータ比較で、
昔から比べると体力減退がかなり深刻だそうだ。
基礎体力が備わっていないため、やれなきゃならないことができないらしい。
小さい頃からのテレビ、ゲームの影響が大きいと書いてあった。
テレビファミコン世代が、もうあと何年かすると親になる。
すると、さらに深刻度は増す。
そんな状況を防ぎ、子ども時代に年齢相応の基礎体力をつけてやるために、
体育の家庭教師が特訓するそうだ。そんなビジネスが、数年前の何倍にもなっているらしい。
スポーツクラブでも、子どもの「遊び」コースを新設しているところ続出とのこと。
お姉ちゃん達の保育園は、心と身体を作ることに重点を置いて保育をしてくれているので、
卒園する時には竹馬にも乗れるし、走ればそこいらの大人よりも早い。
側転、跳び箱、連続逆上がり、と、いろんなことができるようになっている。
それが普通かと思いきや、
上のお姉ちゃんの小学校の体育の時間、うんていがあり、他の子はほとんどできなかったらしい。
クラスで一番上手にできた、と自分で言っていた。
やっぱり、差が出ているんだ。
先日、休みの日、自転車の補助輪外しの練習のため、
夫は汗だくになって、お姉ちゃんの自転車を後ろで押していた。
結局その日には乗れなかったけど、
大人が関わる過程とその意識がないと、子どもが成長できないことは多いはず。
体力不足の子ども達、
いろんな家庭事情もあるだろうが、
テレビやファミコンがあれば手がかからん、
と、大人が子どもに関わる手を抜いた結果、ということではないんだろうか?
それで補うためにさらに、金を使って人を雇い、
わが子の体力を養成するっていうのはいかがなもんだろうか?
ロボットじゃないぞ。子どもは。
ビデオ絵本が出てきたとき、それ意味ないやろ!と思った以来の育児カルチャーショック。
全く~、「遊び」が講座になるなんて!!なんちゅう世の中じゃ!!