みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

一生もんを贈る

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来週は上のお姉ちゃんの入学式だ。とうとう就学かあ。

前々から知人の家具職人さんにお願いしていた机を、今日届けてもらった。
もともとのデザインに、少しこちらのリクエストを入れてもらい、
お姉ちゃんのために作ってもらった、世界で一つだけの机。

今から6年前、お姉ちゃんが生まれた時に、子ども椅子を作ってもらった。
座面の高さが変えられる、大人になっても使える椅子。
この椅子と同じメープル(かえで)材で、同じ仕上げで、イメージを合わせた。
机の脚を、特別に丸脚に変えてもらった。
メイン引き出しを、キーボード台のような広めの引出し台状に作り変えてもらった。
本当は、職人さんのところで打ち合わせしながら作り上げたかったのだが、
力のことがあって、ファックスとメールのやりとりで打ち合わせした。

いわゆる学習机は、小学校時代しか使わない。
そんなら、いくらリーズナブルに買っても、かえってもったいない。
大人になっても、ずっと使える、丈夫で確かなものを、
この、彼女の一つの大きな区切りに、
お父さんとお母さんから、一生もんとして贈ります。

「この机は、お父さん、お母さんのにしたいくらい、
丈夫にかっこよく作ってもらってるけん、
お姉ちゃんが、大人になっても、おばあちゃんになっても使えるよ。
もしお姉ちゃんが、お母さんになって使わなくなってしまった時でも、
次は、子どもに使ってもらえるけん。大事に長く使ってね。」

彼女がどう思ったか、今はわからない。
でも、早速、真新しい机の上にノートを広げて、なんか書いていた。

ちょっと早いけど、入学おめでとう!