日曜の病棟も、土曜よりさらに静かだった。
お隣と廊下挟んだ二つのお部屋が、
いつのまにか空になっていた。
週末を選んで退院する家族は多い。
力は夜間酸素0.25Lで安定。
これは家での運用と同様なので、
昼から続けて、通常にほぼ近づいたと言える。
吸入薬2剤が奏功しているようだ。
吸引もしっかりできる。
ここ数日は朝から起きていたが、
今日は昼過ぎまで起きず、
これも力のいつもの週末の風景。
起きてしばらくして酸素投与を止め、
排便終わったらスッキリした様子。
酸素飽和度の値もとても良好。
久しぶりに、
気管切開部分を閉鎖する蓋を装着した。
シリコン製の蓋で密閉されるので、
基本は口鼻からの呼吸になり、
声が出せる。
力は久しぶりの感覚に、おや?という顔をしたが、
ゴロゴロ転がって、
控えめに、ああ、ふう、ぶぶう、
とか言っていた。
蓋をした方が、酸素飽和度値が良くなっていた。
夕方、少し分泌物が増え、
排便もちょいちょいあった。
また、ここ数日の傾向、
午後遅めに息遣いが荒くなり、発汗があった。
これは、発作系統のような気がする。
抗てんかん薬が金曜から微増になったので、
少しずつ落ち着いてくれれば。
午前のうちに担当医2人来室し、
週末前と全然違うね、と言ってくれた。
兜の緒を締めよ、と心して。