本日、先月末の軽い肺炎のため延期していた耳鼻科受診。
数年前、気管切開の主治医の医師が、大学病院から異動したため、
ただこの気道外来のためにかかりつけになっている、
いわゆるセレブ病院。毎度居心地が悪い。
力の気管切開孔に挿入されているのはTチューブという、
シリコン製のT字型のチューブ。
それぞれの気道にピッタリ合わせてフルオーダーだ。
半年前にオーダーしてもらって、ようやく。
いつも数時間待たされて3分診療だ。
ここは診療時間帯があるだけで、予約指定もない。
診察開始時間から1時間遅れて行ったがすでに数組が待っており、
しかも、全然順番が進んでいない様子に愕然とした。
開始時間から2時間半経って呼び込みが始まった(と思われる)。
力は機嫌は良かったが、さすがに長々座っているには辛い。
時々抱っこしてみるが、重くなっているので長時間は難しい。
広い広い立派な待ち合い室をうろうろしたり、
用もないのに売店に行ってもすぐにネタ切れだ。
結局呼ばれたのが17時を回ってしばらくしてから。
ここ最近主治医ではない医師に診てもらっていたが、
久しぶりに主治医。
ささっと気道内をファイバーカメラで観察して、
ぴゅっと今のチューブを引っこ抜く。
あっというまに新チューブを入れてくれて交換終了。
腕はたしかなのは間違いないのだ。が。。
一般的に気管切開の人たちが挿入しているのはカニューレ、
というものが多いのだが、
だいたい1〜2ヶ月で交換が平均的。
首にぐるっと紐で固定するので、力はその紐でひどい褥瘡に悩まされていた。
Tチューブは気道内で固定されるので紐も要らず、
交換も1年単位で頻回ではない。一気に楽になった。
その処置を勧めてくれたのが今の主治医。
Tチューブ保持者はあまり居ないし会ったこともない。
当地周辺では多分主治医の独占技術に近いのだと思われる。
力は今回の交換まで何やかんや3年以上経っていたが、
今までのチューブを見ると、ずいぶん古く硬くなっていた。
もう少し早く交換しないと行けなかったような気がするが。。
精算をして定期受診終了。13時半過ぎに家を出て、帰宅は18時半。
たった1科受診のための待合室は、
高級感あふれる空間に素敵な椅子があるだけの何もないところ。
こどもと2人、呼ばれるのを待ちながら約4時間もどう過ごせって言うのよ。
と、待っていた時間の2/3は心の中で毒づいていた。
力が概ねご機嫌だったのに救われた。
頑張っていたのだろう。ありがとね。
帰宅途中から分泌物多くなった。
新しい挿入物が影響しているのだろう。
帰宅後も吸引多めだったが機嫌はよく、
大幅に遅れたスケジュールは、
力がいつも通りの時間の入眠で辻褄合わせしてくれた。
以前からすると、半年に一度の楽な定期受診になったが、
毎度ストレス貯まるなあ。代わりがあれば代わりたいのが本音。
腕がある医師に診てもらえるだけ御の字だと思わねばならんか。。