みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

独り立ち決定!

本日久々登校。
 
週末から週明けまで、強力梅雨前線の影響でか、痰が多かった。
月曜は歯抜けエピソード、火曜は大雨。
両日とも、機嫌は良いが吸引は特に午前中にやや頻回で、無理せず休むことにした。
ということで、本日が久々の登校。
 
朝起きた時から、昨日と随分違って良いじゃん、という印象だったが、登校したらご機嫌。楽しそうだ。
家でだらだら休むのも必要だが、きっと気持ち的には手持無沙汰だったのだろう。
 
朝のうちに、
保護者の学校内待機を解除してよい、と学校側から知らせがあった。
学校看護師さんたちに、吸引や注入などの医療ケア手順を申し送りしてしっかり確認できれば、
保護者は送迎のみで、力は一人で学校生活を送ることになる。
 
ついに、独り立ち!
 
いつもは6、7月が苦手なはずの力、4月の入学式以降、連休前までの意外な時期の体調不安定。
心配したが、だんだん学校に慣れて、学校も先生たちも好きになって、
本人として、毎日楽しくなってきたことが、きっと大きい。
この鬼門な時期をなんとか入院せずに、
学校のもろもろの決まりごとをクリアして、ここに至った。よくやった、力!本当に!!
 
 
学校のもろもろ決まりごとは、療育施設の時代からすると、かなり異なる部分が多々ある。
が、
厚労省の福祉から、文科省の教育管轄に、
職員さんたちは公務員に。
組織から施設から考え方から、全然違うのだ。
異部分多々は当然のこと。異次元の世界とも言えちゃうかも。
 
私は入学式後から、あまりいろいろを考えないようにしていた。淡々と過ごして、無理をせず。
去年と比べると、自分の中の意識付けをかなりゆるく設定して、
問題意識を持つ視点を、大きくラフにすることを心がけた。
それが奏功したと思う。
また、何より、力が楽しそうだったから私も頑張れた。これが最も重要。
 
待機解除と言っても、自由気ままに好きなところに好きなように行けたり、
好きなように過ごせるわけでは決してない。
首につけられている縄が、少々長くなるだけのことだ。急に引っ張られることも何度もあるはず。
 
でも、それはもういい。
 
力のいろんなことをせねばならんのは、力を授かった親の義務でもあるが、親としての、醍醐味、でもある。
我が子が、きっと多くの子どもたちが体験することが無いような様々なことを乗り越える瞬間を、
親として間近に見ることができることは、とてもありがたく、感動的で、
こんな誰でもが持てないであろう感情を、たくさん持ち得ていられること自体、幸せなことだと、このごろよく思う。
そして、それを可能にしてくれる、
手が届く位の距離で見守ってくれてる、たくさんの方々がいることも、本当に幸せなことだ。
 
 
まあ、そうはいっても現実はへこむことも、ぶうぶう愚痴もたくさんあるんですがね~。
ぼちぼちやっていきます。適当に放ちます。
私がぶうぶう言うのを聞いた方は、適当に流してやってくださいな。ぜひ。
 
イメージ 1とにかくまずは、
ちびすけぼうずをしっかり波に乗せたい。
それにしてもこのごろ、ホントかなり横着顔。
こやつ悪そうやなあ~。