金曜日夜から土曜の夜までずーっと夫が付き添いだった。
突然、鼻水を出したらしいので、ちょっとびびったが、
一度だけだったらしい。あーよかった。でもなんでやったんかなあ?
私は、格上げ勧告も出たことだし、
個室になると、そうそう誰かに付き添い頼むって訳にもいかんやろから、
ついに、2ヵ月半我慢していた髪切りに行って来た。
美容師さんと、いつものようにバトルを繰り広げながら、
楽しく会話していたが、
そういえば、これ言いましたっけ?と、話してくれた話。
自分がまだぺいぺいの頃から担当させてもらっている女性、
60代後半には見えないほど若くておしゃれな方のこと。
昨年病気になり、
闘病中は、その方の家や病院まで切りに行っていたらしい。
ある日、いつものように病院に切りに行き、
麻酔でぐっすり眠っている状態で、切り終わり、
「じゃあ、また来ますね!」
と声をかけて帰ろうとすると、
手を挙げて「ありがとう。」
近くにいた医師や看護師、「なんで?どうして?」
と驚愕したらしい。全く覚醒してない状態だったのに。
それから3日後に亡くなったとのこと。
よくわからんが、
信じられない奇跡みたいな話は、きっとあるんだろう。
人間の精神や意思は、計り知れない。
話し聞きながら、力のことを思い出していた。
私達がひっぱりあげちゃるけんね!
私は、今までどおり、願懸け髪伸ばしを継続しつつ、
少しだけ切ってもらった。
まだまだ我慢だが、やっぱりすっきりした。
病院に行くと、無精ひげぼうぼうの夫だ。
うえー、げっそりーー。