みんなのチカラに~

生後すぐにトリーチャーコリンズ症候群と診断されたチカラ 10回以上の手術と40回以上の入退院を経て成人し生活介護施設に元気に通所中 気管切開と夜間の人工呼吸器 食事は胃ろうから 小さかった末っ子は今では家族の大きな拠りどころです

週末はいつも父ちゃん

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金曜日夜から土曜の夜までずーっと夫が付き添いだった。
突然、鼻水を出したらしいので、ちょっとびびったが、
一度だけだったらしい。あーよかった。でもなんでやったんかなあ?

私は、格上げ勧告も出たことだし、
個室になると、そうそう誰かに付き添い頼むって訳にもいかんやろから、
ついに、2ヵ月半我慢していた髪切りに行って来た。

美容師さんと、いつものようにバトルを繰り広げながら、
楽しく会話していたが、
そういえば、これ言いましたっけ?と、話してくれた話。

自分がまだぺいぺいの頃から担当させてもらっている女性、
60代後半には見えないほど若くておしゃれな方のこと。
昨年病気になり、
闘病中は、その方の家や病院まで切りに行っていたらしい。
ある日、いつものように病院に切りに行き、
麻酔でぐっすり眠っている状態で、切り終わり、
「じゃあ、また来ますね!」
と声をかけて帰ろうとすると、
手を挙げて「ありがとう。」
近くにいた医師や看護師、「なんで?どうして?」
と驚愕したらしい。全く覚醒してない状態だったのに。

それから3日後に亡くなったとのこと。

よくわからんが、
信じられない奇跡みたいな話は、きっとあるんだろう。
人間の精神や意思は、計り知れない。

話し聞きながら、力のことを思い出していた。
私達がひっぱりあげちゃるけんね!

私は、今までどおり、願懸け髪伸ばしを継続しつつ、
少しだけ切ってもらった。
まだまだ我慢だが、やっぱりすっきりした。

病院に行くと、無精ひげぼうぼうの夫だ。
うえー、げっそりーー。