今朝、予定通り手術傷の抜糸があった。
もう手術から一週間以上たつ。傷の調子はなかなかとのこと。
傷はあるが、腹はずいぶんスッキリして、見た感じもいい感じ。
つい、皆さんに「見てみて、スッキリしたでしょ!」と自慢してしまうほど。
看護師長さんから、
「経過がとてもいいので、来週から個室に移ることを考えてます。」
と伝えられた。
今まで力がいた病室は、最重要観察患者用の特別室だった。
ナースコールの真横の前面ガラス張りのどこからでもチェックできる病室。
MRSAの感染防止と気管切開のカニューレ外れのリスクをしょっていたため、
かなり長い間、ここで看て貰っていた。
でも、最近の「優秀」な力、とうとう格上げ勧告が来たのだ。
個室に移るとなると、退院後の家での生活を念頭に、
付き添い人が力のケアを全面的にやらねばならない。
現在の力のケアは、
・サクション:痰取り
・定時の栄養(ミルク)注入
・おむつ交換
この3点が主だ。
あとは、カニューレ外れなどの事故がおきないように監視すること、
顔色や、身体の変化をすぐに察知できるように常に観察すること、
身体拭き(お風呂)、動かせるようになればお散歩なども入るだろう。
通常の育児プラス看護だ。
今まではお手伝い程度で、全て看護師任せであったため、
付き添い、と言っても、いわば付き添ってるだけで大したことはしていなかった。
夜もぐうぐう高いびきで眠れた。
これからは、不定期のサクションとオムツ換え、
3時間おきのミルク準備と注入を、夜昼無く頑張らねばならん。
つまり、これからが本番ってこと。It's show time!
担当看護師と相談した。
今までどおり、朝から夕方までの日中は私、夫は仕事終わり次第病院に帰ってきて夜の担当、
ということになりそうだ。
夫は大変やろねー。頑張れ。
いつまでこの生活が続くかのめどはたたないので、先行き不安な気持ちもあるのは確かだが、
なんとななるやろ。
担当看護師、バックアップを約束してくれた。
無事退院して、家に帰れれば、そこには看護師はいない。
私と夫とお姉ちゃん達で、力のことを見守らなければいけないルーティンな日々が待ってる。
でも。
「退院」という言葉が話の端々に出てくるほど、力は回復してきている。
何と喜ばしいことだろうか。
まだまだ先は長いだろう。
現実は笑ってしまうほど「現実」なんだから。
いろいろ考えずに、まず一日一日をクリアしていきましょう。
今日はサクションを習得した母。