在学中最大のイベントとも言える、
高等部の修学旅行に行ってまいりました!
行き先は夢の国、東京ディズニーリゾート‼︎
高等部でディズニー。
生徒皆の憧れであり目標の一つが、
高2で予定される東京ディズニーリゾート2泊3日の修学旅行。
ここ2年は感染症の影響で中止、
または他の場所に変更になっていた。
力の学年はこじんまり生徒7名。
医療的ケアが必要な3名のうち2名が参加。
生徒6名で行くことになった。
通常航路だが、
その2名への配慮と、
少人数のため、新幹線往復となった。
予定の2ヶ月前に国内の感染者が急激に増え、
直前まで本当に行けるのか、行けても行くのか、
悩ましい日々。
2週間前には事前送りの荷物を作らねばならず、
そのくらいから、絶対に行こうと覚悟がきまった。
出発前日は念のため学校は休み、
いつも通り入眠しほっとしていた。
明朝母は5時起きで7時半に家を出る予定。
1時に寝て、力は2時に起きた。
なんてこと。
そこからうだうだで再眠6時。
つまり母、1時から2時の1時間弱睡眠。
大丈夫か母。不安な出だし。
父運転で集合場所へ。
通勤時間帯のため時間に遅れないか心配だったが、
余裕で到着。
力は寝っぱなしで出発し、
新横浜までぐっすりだった。
母もおかげでちょっとは眠れた。
横になることができる特別室を、
クラスメイトもう一人と半分ずつ使った。
東京駅から乗り換えて在来線にて舞浜駅へ。
車椅子やバギー6台と大人の集団だ。
駅員さんのサポートでエレベーター乗り降り。
これがなかなか時間がかかった。
バギーや車椅子だと、
EVキャパはほとんど1、2人ずつ。
席予約できない在来線が少し心配だったが、
そこそこ空いていて、良かった。
駅に着いて、リゾートライン(モノレール)に乗り換え。
初日はディズニーシーへ。
入場は予定通り16時ごろ。
力には担任の先生が一人、全行程ついてくれた。
園内では基本、各自自由行動だ。
集合写真を撮って、
さあ、園内へ、というところで、デイジーちゃん!
帰宅後娘から、こんなに近くに来てくれるなんてすごく貴重なのよ!
と驚かれた。
そういえば、力たちの後ろでポーズとってくれるデイジーちゃんを、
力たち含めた周りぐるっと多くの人が囲んで写真撮っていた。
ついてたねえ!
力は昔4歳時に一度ディズニーランドに来たことがある。
シーは初。
夕暮れの園内は大人っぽく雰囲気ある〜。
狙ったショーは抽選外れ。
でもぶらぶら散策できてかえってよかった。
力はこの旅程で誕生日を迎えるため、
キャストさんにバースデーシールを書いてもらった。
ちゃきちゃきのとても素敵なお姉さんだった!
ありがとう!
涼しくなってきた外のベンチで力は夕方食注入。
その後船にでも乗ろうかと思ったが、
大人もなんとなく腹ごしらえしようと、
イタリアンレストランへ。
ちょうど外の席が空いていて良かった。
そういえば母、こんな外食が2年ぶりだ。
超早食い母が一人さっさと食べ終わり、
お土産屋さんに行ってきていいよ〜、
というお言葉に甘えて一人店へ。じゃんじゃん購入。
日々1円、10円の闘いをしている身としては、
完全壊れ状態。
重たい大きな土産袋抱えて力と合流し、
何だか疲れたし、明日もあるしで、
そのまま宿泊ホテルに戻ることにした。
日没後さらに美しいシー園内。
帰りもリゾートラインにて。
ホテル到着後さっと風呂、さっと眠ってくれた。
助かるなあ。
部屋から園内の花火が見えた。
翌朝、もりっと排泄済み、
朝食会場にしっかり起きていけた。
力、朝はきっと遅いだろうと、遅出予定だったが、
皆と一緒に出かけられた。
力用のホテル朝食はペースト依頼していたが、
とても良い状態のペーストで感心した。
味見もちょこっとだができた!
出発してバス待ちの際に、
今日バギーに取り付けるつもりで買ったアイテムを、
部屋に忘れたことに気づく。
母だけ取りに戻り、
なんとか園内チェックイン中の皆に追いついた。
走った走った!
2日目は全日ランド。
シンデレラ城背景に集合写真撮影。
遅出予定の力に合わせて、
16時再集合撮影予定に変更してくれていたのだが、
皆の予定を狂わさずに済んだ。。
ランドでは、
入場日が初日のハロウィンパレード観覧をメインに予定組み。
集合撮影の後に、
午前のパレードみていたら暑くなったので、
昼食注入のために、
救護室に代わる休憩室を使用させてもらった。
以前来園の際は、救護室を利用したが、
今般の感染症の対応でか、
体調不良以外は、
別場所提供になっているらしい。
申請して利用なのだが、
別行動だったクラスメイトがちょうどいて、
一緒に。相変わらず気が合うなあ君たち。
警備員さん風キャストさんがいる建物は、
ちょっと古びていたが涼しくて静かで快適。
力は暑さでぐったりしつつだったが、
お陰で挽回した。
そのキャストさんから、
思わぬ、バースデーシール2枚目!
(夕方散策中風で飛ばされてなくなってしまった。。残念。)
どうぞ〜と、にこやかに。うれしい!
このキャストさんは、
私たちのご当地有名女性タレントの大ファンらしく、
なんか、とても身近に感じます!と言ってくれた。
微笑ましいエピソード。
元気になったところで、
午後のパレードを見て、
4歳時の初来園の際に乗った、
ウエスタンリバー鉄道に乗ることにした。
前はバギーで乗車可能だったが、
ルール変更で、専用車椅子に乗り換えて乗車。
専用といっても簡易の通常の車椅子で、
力は、
思っていた以上にそこそこ不安定な感じでしか座れず、
15分の鉄道の旅は、
半分くらいから姿勢が崩れて、
ややしんどそうだった。
でもこれもまた、良い経験になったと思う。
ディズニーリゾートの最も素敵なところの一つが、
ディサビリティサービスの充実だ。
いわゆる、障害者割引などは全くない代わりに、
配慮点がたくさんある。
以前は、
厳密ではなく、
何かを提示したりしなくて良かった。
それをいいことに、
ルール違反が増えているというトピックスを、
読んだことがあった。残念なことだ。
今回の来園では、
入場後に窓口で手帳等を示し、
その場で写真を撮影され、
腕にバンドを巻いて提示するシステムに変更されていた。
社会状況を垣間見る場面。
本来なら、こんなことなくてもよくなって欲しいのだが、
ルール違反はその人たち以外は気持ちが良くないし、
せっかくの園の配慮の意味がなくなる。
手間はかかっても妥当な変更だと思った。
そういえば、以前はバギーや車椅子などなら、
パレード見物も並ばす前席に案内されていたが、
今回は、少しだけ優先席が一部あるだけで、
譲り合ってみましょう、というルールに変わっていた。
午前と午後最初のパレードは、
本筋から少し離れた通路付近でみたが、
夕方のパレードは、
列に並んだ。
バギーはそのままで良いが、
介助者は地面に座って観覧で、と。
周りの皆さん、バギーを邪魔扱いせず、
普通にバギーの後ろにも座って、
うまいこと観覧されていて、
これもまた良いなあと思った。
この夕方のパレード前に夕方の食事注入と、
大人の夕食をレストランで済ませていた。
パレード終わり、力の疲れが見えたので、
夜のパレードは見ずに帰路。
休み休みだったが、予定はほぼ完遂。
力は相当に頑張ったと思う。
すごいすごい!
ホテル帰着後すぐに風呂すぐに入眠。
またまた助かった。
母は明朝までに自宅送りの荷物まとめがあり、
園内の花火を客室で見ながら作業。
力以外のクラスメイトは、
夜のパレードと花火までみて、
元気にコンプリート。よかったよかった!
翌日は帰る行程で、
東京駅で記念撮影とお土産屋さん散策が予定。
旅行前に、
力は起きるのが遅くなりそうだし、
駅ぶらぶらはやっぱり感染症が心配なので、と、
遅出でお願いしていた。
力はそれを見越してか、
朝起きず、客室を出る直前に目を開けた。
皆より1時間超遅く出て、東京駅合流目指す。
ホテルから舞浜駅までリムジンバスで直行し、
東京駅へ。
バギー1台だったし、
時間が少し遅かったのもあり、
結局皆から遅れること10分程度で到着。
東京駅背景の集合写真には間に合わなかったが、
駅構内集合に合流し、東京駅で、
(家族の夕食になった)
予定通り無事に乗車。
力は穏やかなままだ。
母も、どんどん家に近づくと思うと、
ホッとする気持ちが大きくなっていた。
乗車して前半に特別室を使わせてもらった。
車窓から見える空はきれいで、
ふと、療育時代に亡くなった、
3人のお友達の顔が思い浮かんだ。
おれ、頑張って旅行行けたよ!
時間通り到着。
ホームには何人かの家族が待っていた。
構内に降りると、盛大なお出迎え!
先生方が派手な賑々しい横断幕を張って、
おかえりーーと。
旅行最大の最高の瞬間。
皆さん、本当にありがとうありがとう!!
簡単に解団式があり、
その最後の最後で、
旅程最終日に誕生日を迎えた力のために、
サプライズハピバ。
皆で祝ってもらった。
感謝感激ありがとうありがとう。
(出迎えの夫、動画撮りながら号泣)
皆はそれぞれ写真撮ったりお話したりしていたが、
力はやはり張っていた気が抜けてきており、
そこそこに早め退出。
帰宅後はやっぱりホッとしており、
早め入浴、早め就寝。
旅行大成功にて。
行けて行って本当に良かった!!!
お土産はこんな感じ。
力用の主なものは、
お姉ちゃんたちとお揃いでキーチェーン。
力は左の3色団子を選んだ。
あとは、ジーニーの靴下。
母用に買ったサングラスは、
園では力が着用。
力の左肩上のハロウィンアイテムは、
不肖母が走って取りに帰ったもの。
ダッフィーアイテムは、
お姉ちゃん所有のもので借りて行ったもの。
以下母関連。
医療的ケアが必要な生徒には、
ケア要員の保護者同行が必須のため私も一緒に行った。
小学部時の修学旅行や、
中学部時代の校外キャンプの付き添いが、
とてもしんどかったので、
その比でないであろう今回の修学旅行。
当地のレスパイト制度を利用することを学校と調整し、
訪問看護師さん同行がかなった。
2泊の旅への付き添いへの心身不安や心配は、
かなり軽減された。
力に長年関わってくださっている看護師さんには、
ケアや体調観察について、簡単な伝達で確実に伝わる。
2泊目は客室チェンジして、
私は何年かぶりの、ケアやモニターチェック無しの、
1人の静かな夜を過ごさせてもらった。
ベッドに入った瞬間記憶飛んで、一瞬で朝になった。
夜間は看護師さんの、
力1時間半ごとのバイタルチェックの記録があり、
なんだか申し訳ないくらいだった。
ボランティア的な部分も大いにあったはずの看護師さんに、
本当に感謝感謝だ。
おかげさまで、母子ともに結構元気に旅行をこなし、
帰ってきてからも体調保てることができたのだった。
あ、TDRディサビリティサービスの一つに、
本人の優先的なサービスの他に、
介助者、付き添い人に対するサービスがあったのは、
今回初めて知ったことで、とても良かったこと。
ハードなアトラクションには、
力はなかなかトライできないので、
自ずと付き添い者も体験できない。
が、このサービスを使って、
看護師さんのケア補助協力あってのことだが、
優先的にアトラクション利用ができた。
担任の先生と私という妙なペアで、
ビッグサンダーマウンテン。
絶叫系好きなのに、乗れる機会を失っていたが、
これもありがたいサービスのおかげ。
担任の先生も、
力に付き添ってくれているので、
アトラクション乗れずじまいで終わるところ、
これ乗ったら満足感ありますね!と言ってくれて、
こちらもうれしかった。
また、直接的ではないが、
多分少しは今回の旅行成功要因になったと思われる、
地味な私自身の取り組みの一つが、
3ヶ月前からジム通い体力づくりをしたこと。
年度初くらいから足が疲れるなあ、
鍛えが足りないんだろうと、
隙を見ては走ったり歩いたりをして、
鍼などに行っていたが改善せず、
整形外科に行くと、老人膝との診断。
若いうちのスポーツ三昧で頑丈とたかを括っていた足は、
その後の介護生活で使いすぎて、
かなり早めにガタが来ていたのだ。
走ったり、はもはや逆効果だったということ。
いつのまにか正座できなくなっていた。
ヒアルロン酸注射対象になり、少々落ち込んでいた。
足もダメならもうなんも取り柄がないやん。。
医師に対策尋ねると、
膝に負担がかからない運動、例えば
プールやジムなんか効果あるよね、と。
そんならできることをやりましょうと、
24時間スポーツジムに夜間22時から23時の1時間、
週3、4は通ってみた。利用者は少ないし良さげ。
おまけに体重も少し減。
行動起こせばなんか良いことあるもんだ。
旅行終わった今でも継続中。
一大イベント、修学旅行。
さらっと終わったが、
実際はいろいろなことがたくさんあった。
帰宅後、約2週間体調観察して、
ようやく記事投稿出来た。
皆々様、ありがとうございました!