みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

愛車と共にドアtoドアの旅2020.3~原鶴温泉/六峰館

2020年はこんな状況だったが2度家族旅行した。

念のため、

旅行後に皆元気でいるのを確かめてから記事更新を、

と思っていたら、年末になってしまった。

最初の旅は春、第一波と後に言われた少し前の時期。

車で県内の温泉地へ。

我が家、家族旅行を年に1,2回敢行しているが、

様々な理由でご無沙汰していた。

そこで、下のお姉ちゃん高校卒業を機に、

行っていない分どーんと旅しよう、

じいちゃんばあちゃんも誘おう!と盛り上がり、

計画開始したのが2019年秋ごろ。

行く先を鹿児島の指宿温泉にした。

新幹線に乗って、駅で大型レンタカーを借りて、などなど、

力とじいばあの負担が少ないよう、

宿チョイスとルート摸索しつつ入念にプランニング。

宿とレンタカーを予約したのが年末だったが、

年明けてしばらくして状況が変わってきた。

 

とても楽しみにしていたじいばあに取りやめを伝えたのが1月末。

そのまま中止のつもりだったが、

3月頭にはお姉ちゃんの大学進学が決まり、

力は体調は比較的安定、

そして、

5年半の愛車まあちゃんとお別れすることになったので、

迷ったが、家族のみで旅行することにした。

車で行けて、感染症対策ができそうな原鶴温泉へ。

 

行く前に、

訪問看護師さんに相談してアドバイスしてもらった。

各自アルコール消毒液を持ち、

何か触ったり、飲み食いする前には必ず消毒を徹底することにした。

もともと我が家、力が産まれた後はずっと、

感染症対策は日常のことだし、力同行だ。

旅期間もちゃんと取り組めるだろう。

いつもに増して、

ドアtoドア型の計画を立てた。

 

車で移動しどこにも立ち寄らずに直行。

宿は風呂付の部屋で、夕食は個室でとるプラン。

宿に力のことを伝えて、

朝食をほかの方々と離れた場所に、とお願いしたら、

夕食と同様に個室を準備してくださった。ありがたい。

 

出発前の力、嬉しそう。家族で出かけるのが大好きな息子。

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出かける前ご機嫌

 到着までノンストップ。

着いたらほかに人はおらず、

ウェルカム和菓子をいただいた。

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大人は抹茶、力だけ梅ジュースを出してくれた。

前回こちらにお世話になったのは真夏。

夜の河原での花火が印象的だ。

まだ肌寒いので、日があるうちにと、

到着早々、河原に散歩に出かけた。

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力、前来たところ、と覚えているようだった。

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鵜飼が出る川べり

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力は笑顔たくさんで家族もうれしかった

夕食は個室にて。大きな窓から夜の川を眺めながら。

部屋の半露天風呂はいつでも入り放題だったので、

力のいつもの家でのスケジュールと同じように過ごせた。

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半露天は朝晩はヒヤッとしたがとても気持ちよかった!

部屋は車いす対応でバリアフリー床で助かった。

力は寝るときはごろごろ動くので畳敷きに布団。

お姉ちゃんたちは大きなベッドにだらだらっとリラックス中。

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布団のマットが快適でどこのメーカーか調べたほど。

力が寝た後は、お姉ちゃんたちのおすすめ、人狼ゲームを大人だけで。

おじさんおばさんが入るとなんかちょっと違う、と言っていた。

そりゃそうでしょうし。

 

朝食も個室で準備して下さり、

本来はハーフビュッフェだが、全部小皿で提供された。

 

レイトチェックアウトで昼食付きプランだったので、

午前はだらだらごろごろして風呂に入ったりで、

昼食もほかの方と離れた場所にて提供してもらった。

宿に泊まりながら、目にしたスタッフさんは3名ほど。

ほかのお客さんは、ちらっと目に入った程度。


チェックアウトして宿から家まで直行。

まさにドアtoドアの旅だった。

 

愛車まあちゃんは、いつもいつも、

無事に私たちを送り届けてくれた。

きびきびした気持ちいい走りのまあちゃん、ありがとう!

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まあちゃん、良い車だった!

ほとんど人に会わず、どこにも立ち寄らず、

行って帰るだけの旅だったが、とても楽しくのんびりできた。

いや、いつもこんな感じだな、我が家の旅行て。

 

行って良かった。

それから一週間くらい後から、こちら温泉地の宿群は自首休業された。